ウールのニット系って、いろいろあってなかなか見かけないものがあったり、例えばワークウェアみたいな、まだまだジャンル分けされていない魅力的な分野な気がします。
でも、やっぱり歳とってくると、結局こんなシンプルなのって着やすい気がします。
そんな中での一番のお気に入りがこれ。。
最大の特徴は、この袖。カーディガンはリブになっているものですが、こちらはコートの様な袖の作り。
他の箇所など見ていくと、明らかにカーディガンと違う作りですので、当時はジャケット(アウター)扱いで販売されていたのでしょう。
タグはこんな感じ、刺繍の小さめ、いい感じですね。
20年代末期〜30年代中頃って感じでしょうか。ボタンを見ると古いローゲージのショールカーディガンなどで見そうな素材感です。
生地も通常のカーディガンより滑らかで、チクチク感のない感じ。
さらっとした感じは、まさに現代のイタリア製などのニットジャケットそのものなんです。
袖の次に特に気に入っているところ、ポケットの入り口が少しだけカーブしています。物を入れやすいのか、デザインなのか。。どちらにせよ、テーラー並みの綺麗なカーブは他のカーディガンでは見られないディテールに感じます。
肩幅が小さく、袖を長く作り、着丈は若干長めで、ほんのりAラインシルエット。
綺麗な作りで、まさに古さを感じないニットジャケットでした。
高くないものですが、個人的にはなかなか見ないしスペシャルです。自分だけの楽しみにして今後もこの手を少しずつ増やしていきたいと思えるものですね。
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