2013年8月18日日曜日

モンブラン・ぶらんぶらんさんの鉛筆。さようなら。


モンブランのPropering Pencil。これは鉛筆です。言うても元祖シャーペンみたいなもので、芯は1.18mm。製図用の鉛筆に似た感じかな。
こないだのエドワード8世のフラッグ同様、この辺も誰も注目しないところである。古い文房具でモンブランといえばやっぱり万年筆だろうし。



この1920年代頃の六角形と丸型MontblancのPropering Pencilはクリップとかもつかないので非常に見た目もシンプル。
素材は、エボナイト(ハードラバー)で、六角形の方は少しザラッとしていてすんでいるけど、丸型はツヤツヤでなんかセルロイドのような感じで、見た目にも素材の質感も丸型の方が好きかなぁ。ゆうたら、ぬめぬめしてて、ほんと手に吸い付くような感じ。どちらかというと、こないだの146の万年筆の質感に近い。なので同じ素材とは思えない感じがする。経年変化なのか、保管していた環境なのか、そんなんで違いが出たのかもしれない。
ロゴも六角形の方はプリントっぽく見えるけど、丸型は掘り込んであるような感じで刻印されてます。そしてロゴの下にはD.R.P.とパテントも入っておりもしかすると若干時代が違うのかな。


長さがそこそこ違っていて、はっきり言って、六角形の方がだいぶ書きやすい。
やっぱり短いペンは書きづらい。丸型のPropering Pencilは120mmぐらいしかなく短い。短すぎる。そんなに大量に書かないけど、しかし、書いていてペンのバランスが悪いので疲れる。


10と5Kとあるのがシリーズ名らしく、Kは「Kurz(短い)」の意味でショートバージョンのようです。なので、丸型は短いのです。


主張し過ぎな感じのでかいホワイトスター。ここまでじゃなくていいやん。
この時代はホワイトスターはカイゼン製で、ひび割れてるのもが多い中、比較的良好。
この天冠部分を回すと芯が繰り出される。しかし、芯を引っ込めるのにちょっとテクニックというか、慣れが必要かな。まぁ、鉛筆なので引っ込ませる必要ないけど。


これが分解した中身です。送り出す機構のみだからほんとシンプル。
こんな便利な鉛筆、なぜに今は作られてないのかなって思う。芯が細いのには向かないからかな?

このPropering Pencilの六角形は、まえちゃんが欲しい欲しいと前から言うてたので、こないだの誕生日にプレゼントしました。
さよなら六角形、長い付き合いありがとう、向こう行っても頑張ってね。

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