1940年代後期、しっかりとした年代もわかるのですが忘れてしまいました。
LEVISで言うと大戦から47モデルといわれる頃のOMEGA 30mmキャリバー搭載ラウンドモデルです。
30mmキャリバーは1938年にスタート、64年ごろまで少しずつマイナーチェンジを繰り返しながら生産された、アンティーク時計ファンにはお馴染みのシリーズですね。
機械について書くと長くなりそうですので、やめておいて。。こちらはピンクメッキが施された初期のもので、30T2表記、耐震がついていたと思うので、やはり40年代中頃だったかと思います。
こちらは5年くらい前に買いましたので、そろそろメンテナンスの時でしょうか。
特筆すべきはケース。自分が手に入れたときは、風防もオリジナル、全体に薄い薄い小傷ずがある、まさにノータッチコンディションでした。バネ棒もそのまま、機械もほとんど開けた形跡もなく、鉛パッキンが残る、まさにノータッチ。薄くケースは光らせましたが、ほぼノータッチのこのケース、遠目に見てもいい形ですね。
ダイアルアップ。本当はもう少しだけ感じ良く焼けていていい感じなんです。
インデックスの夜光はもちろん、針の夜光に至るまでフルオリジナル。風防のみ交換してもらいました。このくらいの年代はラジウム夜光ですのでこのくらい良い色付き。
この年代のミラーダイアルの特徴ですが、外周のミニッツレール、オメガマークとレター、スモセコ内の刻みに至るまで、抜き仕上げ。
つまり、先にダイアル全体にシルバーのメッキを施し、マスキングのような形を施してブラックを全体に乗せています。
なので、オメガの色とかがプリントぽっくないでしょ、メッキの色をしてるんです。
いやー、いい仕事してますね〜。
裏蓋はこんな感じ、知ってましたか? この裏蓋のデザインだと北欧、つまりスゥエーデンとかデンマーク、フィンランドとかそっち向けの輸出用だったとか。。本当かどうかわかりませんがアメリカではなかなかこの裏蓋の時計に出くわしません。数もまあまあ少ないし、まんざら嘘ではないようですね。
ノンポリッシュだけあって、ビシっとしてるでしょ。この古いステンレスの色、質感、最高ですね。今のステンレスより確実に硬いでしょう。
尾錠はこんなでした〜。
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