ヘリンボーンのキャンバス生地にチェーンステッチとワッペンの見本、これらがが普及した時を考えると1950年代初頭くらいのものでしょうか。
左端をしっかりと縫い閉じしてあるブック仕立て。
まずは表紙、紺色と赤のコントラストがいい感じです。チェーンステッチも最高ですね。やっぱり今のチェーンステッチとは質感が違います。
1ページめくってみますと、まずはチェーンステッチ見本。
カラフルでいい感じ。
それぞれのレタリングの横にプライスが入ります。
3inchのブロック体:1文字 8セント
2inchのブロック体:1文字 6セント
筆記体も同料金、ネームはポケットの上のみで25セント。最低25セント分から受けてくれたみたいで、後ろに大きなレタリングをしたらネームはサービスで入れてあげるといった内容です。
次のページはワッペンの見本です。
古い企業ワッペンがチラホラと貼られています。
ワッペンは商標登録があるので、おいそれとは作れないらしい。
フロントエンブレムはポケット上に縫いつけて、25セント。
バックエンブレムは約75セント。
と言った感じの3枚綴りでした。
裏はなにもありません。水ジミなどありますが、洗いなどはかかってませんので、前向きに考えるとデットストックと言って良いのでしょうか。
なかなか見ない珍しいもので、質感もよし、お気に入りです。
いつかこんな良い質感のチェーンステッチの入ったジャケットでも買いたいな〜、と思わせる変わり種セールスマンサンプルでした。
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